Selamat Hari Raya Galungan

バリの1年は365日ではなく210日で1年が巡って来ます。
今日はその210日の新年に当たる、ガルンガンと言うヒンズー教の儀式の日です。
この前ブログに書いたニュピは月の暦の新年、今日はヒンズー教の新年と言う所です。
ですが、儀式の内容としては、天上におられる祖霊や神様が地上に起こしになるためのお迎えの儀式で、日本で言えばお盆のようなものです。
祖霊や神々は10日間地上におられ、帰って行きます。
それをお送りする儀式がクニンガンと言われ、ガルンガンとクニンガンでセットになっています。
村人全員がお寺に集まりお迎えのお祈りをします。
お寺は白と黄色のバリヒンズーの聖なる色で飾られています。
朝日に映え、なんとも言えない美しさ。
男性のお寺にお参りする時の正装も白です。
白はヒンズー教の三大神シヴァを表す色で、黄色はヒンズーダルマと言われるダルマにあたる色。なんとダルマは仏教を意味するらしく、バリのお祈りは仏教と仲間とバリ人に言われます。
神霊が降りて来られる日の朝は、毎年感じるのですが、静かで、清らかで、凛とした空気で始まります。
それでいて、やわらかく、やさしい・・・・そんな感じの空気なのです。
私も村人に混じり、磁場の神様や神霊にご挨拶をしてきました。
今日から210日、恙無く一年を送れますように。


ペンジョールと言われる竹と椰子の葉とバリ米で作られる門前の飾。神霊が降りて来られる目印だそうです。
また森羅万象を現し、竹のしなる形は聖なる山、アグン山を表し、大地に農作物を現しているようです。
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