お正月を迎えたと言うもの、こちらはいつもと変わりない、青田が広がり、いつもと変わりない時間が過ぎて行きます。
今日はすばらしいお天気で、さわやかで元気の出る一日のスタートでした。
まずは、毎朝のお祈り。
森羅万象すべての神に、宇宙のエネルギーに、バリの三神シヴァ・ビシヌ・ブラハマに、この地の精霊達に感謝をささげ、次いで先祖の霊に感謝をささげます。
そして、ガゼボで瞑想、ポット植えした野菜の種に水をやり、緑豆のココナッツミルク煮とピサンスス(ミルクバナナ)の朝食を頂きました。
当たり前に始まる一日に、当たり前ではない感謝の気持ちが湧きます。
この穏やかで抑揚の無い日々・・・。
刺激が無くても、変化が無くても、変幻自在に変化していける事こそ自由だと知りました。
今では、ウィンドウショッピングしなくても、たまに奮発して有名レストランで食事しなくても、憂さ晴らしに友達と長電話しなくても・・・・、穏やかで、満たされています。
それがまた、これで良いのだろうか・・など、たまーに脳みそがささやくのですが、「これでいいのです。」と中心にいる私が答えてくれます。
この生活を、刺激が無くつまらないと思うか、何も求めなくてもすべてを与えられている豊かな生活と思えるかは、私の心一つだったのです。
ちょっとやそっとでは揺れない、しっかりとした根が育ったと言うことなのでしょう。
ここでの10年の月日が、私を育ててくれました。

ウブドから近い観光地ゴアガジャ。 ウルワツの夕日。