田んぼにもドラマがある

毎日、毎日、家の周囲の田んぼの景色を、飽きることなく眺めております。
飽きるどころか、感動しながら、そして学ばせてもらいながら、日々の微妙な移り変わりを楽しんでいます。
バリでは1年に2回半くらいのペースでお米が収穫できます。
そのお米は、農家の人の手塩にかけられ、愛情を込めて作られています。
そして、日々の田んぼにドラマがあり、人間模様があり、それは宇宙のサイクルの縮図を見ているようです。



田植え、ワンちゃんも気持ちだけ参加。 → 刈リ取られ → 鴨さんたちの出番。
稲が刈り取られてから田植えまでの間が、一番手間がかかります。
休耕中は鴨がやって来くる有機農法、その後手押しの耕運機で耕され、手作業で泥の塊をほぐして行き、手作業で表面を均して行きます。
土が命なのでしょうが、この作業のために冷たい田の中で1日中作業すをする姿には頭が下がります。
田植えが済んでしまえば、あとは水の管理と畦を整えるくらいです。
そして田植えから3ヶ月で稲は実り、刈り取られます。



稲は田で燃やされ土に返る→お祭りには祈りをささげられ→水田には夜な夜な、どじょう取りの明かりが。
この田んぼにはパワフルな陽の光や、煌々と輝く月明かり、そして尽きることの無い豊かな湧き水が巡回し、自然界のサイクルが行われています。
そこに、人間による手入れと言うパワーが入り、豊かな実りをもたらせてくれています。
これぞ宇宙サイクルの完璧な姿ではないでしょうか、生命体である地球と、生命体である人間による調和が創られています。
その田んぼから、いつも大きなパワーを受けて暮らせると言う恩恵を受ける私。
そして、お米やどじょうと言う生命を維持する食物の恩恵を、私達人間だけでなく、白鷺やすずめ達にもたらし、猫には田ねずみを、どじょうやタニシには栄養ある土壌を提供し、それゆえに夜には蛍が飛ぶ美しい光景を眺められる。
こんなすばらしい循環環境がここにはあります。
滞り無く循環している場所は、本当に気持ちが良いものです。
おいしいお米を、すばらしい環境を生み出してくれる田んぼさん、ありがとう。
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