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Selamat Hari Raya Galungan

サイズ変更2013327ガルンガン

バリの1年は365日ではなく210日で1年が巡って来ます。
今日はその210日の新年に当たる、ガルンガンと言うヒンズー教の儀式の日です。
この前ブログに書いたニュピは月の暦の新年、今日はヒンズー教の新年と言う所です。

ですが、儀式の内容としては、天上におられる祖霊や神様が地上に起こしになるためのお迎えの儀式で、日本で言えばお盆のようなものです。

祖霊や神々は10日間地上におられ、帰って行きます。
それをお送りする儀式がクニンガンと言われ、ガルンガンとクニンガンでセットになっています。

村人全員がお寺に集まりお迎えのお祈りをします。

お寺は白と黄色のバリヒンズーの聖なる色で飾られています。

朝日に映え、なんとも言えない美しさ。

男性のお寺にお参りする時の正装も白です。
白はヒンズー教の三大神シヴァを表す色で、黄色はヒンズーダルマと言われるダルマにあたる色。なんとダルマは仏教を意味するらしく、バリのお祈りは仏教と仲間とバリ人に言われます。

神霊が降りて来られる日の朝は、毎年感じるのですが、静かで、清らかで、凛とした空気で始まります。
それでいて、やわらかく、やさしい・・・・そんな感じの空気なのです。

私も村人に混じり、磁場の神様や神霊にご挨拶をしてきました。

今日から210日、恙無く一年を送れますように。


2013327ガルンガン 2013327ガルンガン2

ペンジョールと言われる竹と椰子の葉とバリ米で作られる門前の飾。神霊が降りて来られる目印だそうです。
また森羅万象を現し、竹のしなる形は聖なる山、アグン山を表し、大地に農作物を現しているようです。


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聖水でブレスレットを浄化

2013年319ブレス
                  聖水に打たれて浄化中のブレスレット。

新年を過ごした田舎の村には、山特有の大きな石がごろごろある川があります。
どんなものでも石が好きな私は、大きな石から気持ちの良いパワーをもらえます。

この村は昔大きな川があったのか、道端に巨石があったりと、すごくパワーを感じる場所なんです。

そして、今も流れる川には聖水が湧き出る場所があり、普段村人は水浴びをしたり洗濯をしたりしています。

  2013319ブレス2   2013319ブレス3
   こんな風に石が揺れるように水を当てます。       聖水が湧き出る場所には大きな石があります。


この聖水でまずはブレスレットの浄化をし、次に私自身も水浴びをして浄化されて来ました。
山からの湧き水は冷たい!だけども、さらりとした美しい水は、なんとも気持ちが良い肌触りです。
聖水にもいろいろな特徴があるようで、その場その場で、やわらかくねっとりした水などもあります。

浄化にはやはり波動の強いものが効果があります。
一番身近にある大きな波動が水ですね。
水道水でも良いですから、石が揺れるほど強く水を当てることで、中まで入り込んだ邪気が出て行き、浄化後は輝きまで変わっています。

その他、クリスタルボウルの音の波動も強力な浄化作用があります。

こうして、新年に私もブレスレットも浄化され、清らかな1年を迎えることが出来ました。

あっ!本当ならお正月は家から出てはいけないのですが、朝と夕方のお風呂タイムには川に行って水浴びをして良いと言うことになっています。

   2013319ブレス4   2013319ブレス
    お祈りする場所サンガの下の方に青い玉が・・・その上に、薄く白い玉が2つ。何が来ていたのでしょうか。
    そして果物畑にも柔らかな光が満ちていて、祝福された1年の始まりです。
   








バリの新年 ハリラヤ ニュピ!!

2013年ニュピ4

3月12日、バリは新年を迎えました。
月の暦にのっとった一年の始まり、ニュピと呼ばれます。

バリ流のお正月は独特で、お正月の前日にお寺のご神体を海岸に運んでお清めの儀式を行い、夜は悪霊を追い出すための儀式が行われます。

2013年ニュピ3

悪霊は悪霊で成敗するのか、オゴオゴと呼ばれる、ハリボテのお化けを神輿のように被いて村中を練り歩きます。

私の住むウブドでは年々華美になるパレードなのですが、今年は家族の田舎の小さな山奥の村でニュピを過ごすために前日から村入りするので、素朴だけど熱いオゴオゴの行進に参加して来ました。

小さな村ですので、村中参加でもたいした人数ではないのですが、くまなく村中を練り歩き悪霊を追い出します。
たいまつとガムラン(鉄の楽器)の音色が幻想的で、どこか他の世界に連れて行かれそうな気になります
そして次の朝、バリはお正月を迎えました。

             2013年ニュピ


バリのお正月は、外出禁止をはじめ、電化製品や火の使用禁止と言うなんとも大胆な取り決めがあります。
厳密に言えば、断食瞑想の日なので、食事もだめ、話すこともだめと、1年の始まりを静かに自分と向き合って過ごす日なのです。

毎年ニュピを楽しみに待っている私には、この静寂さがたまらなくうれしい。

機械音は一切なし、人の気配もなしの、清清として澄んだ美しい一日を過ごせるうれしさ。

飛行機も飛ばず、フェリーも発着禁止。
夜は正真正銘の真っ暗闇、それゆえに星空の美しいこと。

なんとも言えない、すがすがしい1年の始まりなのです。

インドネシア国内でも、こんなお正月を迎えるのはバリだけです。

こんな素敵な日を、世界中の国にまねして欲しいものです。

1年に一日くらい、立ち止まり、静寂に浸り、自分自身に向き合うのはすばらしいことだと思います。

私なんか半年に一回でも良いと思っております。

こうして今年も、つつがなくバリは新年を迎え、新しいエネルギーに満ちたスタートを切りました。


                2013年ニュピ2

今年1年が、平和で愛に満ちた、美しい1年でありますように。