誕生日と命の日

9月19日、今年も誕生日を迎えました。
バリは乾季らしい晴天が続き、日中はからりと晴れた空気が光を真っ直ぐに運んでくれます。
爽やかで眩しい季節です。
そして夕焼けも、真っ赤に焼けて雄大な夕暮れを演出してくれます。
切ないくらいに美しい一日でした。
そんな日に、大切な友達の訃報が入りました。
患ってるのは知ってましたから、10月1日の日本帰国の日、空港からそのまま会いに行くつもりでした。
彼女とはバリに来てから、バリが縁で出会ったのですが、それからすでに13年。
会う時間は短くとも、不思議と魂の縁を感じるようなことが多々ありました。
もうじき帰るからね、もう少し待っててね。と祈るような気持ちで10月を待っていました。
でも、19日の朝、ご主人から容態が悪化したとの知らせ。
パワーを送って欲しいとのメールで、すぐにレイキを送りました。
ほどなくして、容態は安定したと言うメッセージをもらい、一安心したのですが、レイキを送っている時に感じたのは、彼女のエネルギーはすでに細かい粒子の波動になっていること。
光になり私のところにも来ているのが分かりました。
この時、すでに幽体離脱していたのかもしれません。
旅立つ時が来た予感がありました。
もう十分すぎるほどがんばって来た彼女にこれ以上がんばれとは言えなかった。
がんばれと言うのは私達のエゴではないか。
でも、がんばらなくてもいいと言うのも、また私達のエゴ。
もう本人に任すしかない。
あなたの一番望むとおりにしていいんだよ。
私たちはそれを受け入れるからね。
そんなメッセージとレイキを送りながら一日を過ごしました。
そうして、私の誕生日の終わる前に彼女は旅立ってしまった。
彼女の命の日(命日)が私の誕生日と同じ日になりました。
なんとも深いメッセージを受け取り、今後、ともにこっちの世界の生と、そっちの世界の生を祝うんだね。
私達の住むステージは変わったけれど、これから同じ時を刻んでいくんだね。
大好きな南国の花で囲まれたお葬式、そしてバリ音楽のバックミュージック。
だんな様の心尽くしの式だったそうです。
私はその時間、クリスタルボウルを奏で、友の魂の癒しと浄化の祈りを捧げました。
碧い、碧い秋空に高く舞い上がるんだよ。
そしていつも一緒だからね。
約束通りに空港から会いに行くからね。
バリの空気を持って。
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