水田の季節 神からの贈りもの

我が家の周りは水田の季節です。
水を張った水面に空が移り、天と大地が一つになる季節。
奇跡的な風景を見せてくれています。
西向きの窓からは、言葉に言い尽くせない美しい夕陽を見る事が出来ます。
夕焼け空は、完全に陽が沈んでからが一番うつくしい。
何とも言えない色の変化。
美しいとか、すばらしいとか、感動とか、どの言葉もこの景色の前では平べったく、味気ないものになってしまう。
太陽の時間が終わり夜になる前の、不思議な重力の時間。
一日の中で、空気が一番やさしくなる時。
そうなんです、この時間、すごい時間なのです。
太陽の陽の気が沈み、闇の陰の気に変わる前の一番ドラマティックな時間なんですね。
薄暮の頃に事故が多いとか、バリではこの時間が一番魔界のものたちが活性化する時間だから、赤子は外に出してはいけない、抱いて守れ。と言う言い伝えもあるくらいです。
確かに、この時間の空気感は、昼でもなく、夜でもなくの、不思議な空気感に満たされます。
なんと言っていいのか・・・時間の音が消える時。無重力になる時。そんな感じ?
昼の光の気も、夜の闇の気も、必要ですね。
そのどちらも、私達の世界のバランスを取るのに大切なもの。
その両方が交わりあう時間が夕暮れ時です。
この時間にメランコリックになる人も多いかと思いますが、それもうなずける時間帯なのですね。
今日も、光と雲と空気のハーモニーがどんな夕焼け空を作ってくれるのやら。
神様からの贈りもの、うれしく受け取りましょう。
人が謙虚に自然と向き合った時、地球は救われるでしょう。
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