
こんにちは。
日本はもう秋ですね。
友人から送られて来た山の紅葉の姿、なんとも美しくあらためて四季のある日本の美しさに浸りました。
みなさまもしばし秋をお楽しみください。
こちらバリでは富士山級の高さのアグン山が活動開始をはじめ、なにかとニュースになっていると思います。
危険情報が発令されてからはや3週間くらいが経つでしょうか?
最初は体感する地震も感じていましたが、最近では静かなようで地震も無く穏やかに過ごせる日が続いています。
だからと言って安心もしていられないのですが、さて今後はアグン山どうなっていくのでしょうか?
地球は生きています、その上に存在するすべてのものも生きています。
アグン山もまだ活動を続けています。
前回の噴火は1963年、54年前だそうです。
そのころの文献を参考にするにはあまりにも状況が違うので、そんなに心配はして今sん。
今は発達した文明が助けてくれるでしょう。
もし噴火をしても、復旧は昔とは比べ物にならないくらいに早いと思います。
なので、私はあまり心配していません。
心配していないと言うより、お任せの心境です。
今噴火しなくてもいつかは噴火するのだから、私が被害にあわなければ済む問題でもなく。
また、山には山の都合、地球には地球の都合もあり、噴火しなくてはいけない理由もあるのですから・・・。
そんなことを考えると、もう静かに日々を過ごすしかなくなってきます。
地球も何億と言う寿命の中で、体調も崩します。
また地球を借りて生活しているわれわれが、地球の体調を崩すような原因も作っています。
そんな中、地球だってたまには熱も出し、おなかも下し、体調を調整していかなくてはいけません。
私たち人間のたかだか100年くらいの寿命の中で、火山が噴火するなどと言うことが起こるのは災難としか言いようが無いとしても、これもまた自然の摂理、宇宙の計らいなので仕方がないですね。
仕方が無いことを何も対策を打たないで日々を過ごすと言っているのではなく、私たち人間の世界でできることをし、後はお任せしているほかはありません。
無になるとは、空っぽになることではなく、心は透き通らせても常に用心深く気を張り巡らすこと。
修行を積んだ武士のように平常心でありながら隙が無い。
そんな感じが理想ですね。
事が起きた場合は最善を尽くすのみ。
無用に心を騒がせ、あわてたところでどうにもならない。
と自分に言い聞かせています。
バリでは5日が満月でした。
満月新月などはエネルギーのうねりが大きくなりますから、要注意日ではあります。
バリ島も正午12時に全島民がアグン山に向かって祈りをささげました。
どうか私たちがいつまでもアグン山と共にいることができますように。
大難を小難にかえ、大きな被害が出ませんように。
そして夜中に大嵐が起き、闇を切り裂くように雷が大地にめがけて走りました。
多きな轟きを残し大地を揺らし、天の神様が大地に吸い込まれたような瞬間でした。
それはそれは恐ろしい夜でした。
一夜明けた空の美しかったこと。
やさしいオレンジ色に染まる空をみて、なにやら天と地の話がついたように感じました。
なんだか・・・もう大丈夫なんじゃないかしら・・・。
そんなことを一人こっそりと感じています。
朝夕、雲が割れて堂々たる姿を現す瞬間に、山岳宗教が成り立った意味がよくわかりました。
霊山アグンの姿は、それほどに神々しく美しいのです。

嵐がうそのような美しい朝